[東海若手セラミスト懇話会/第 35 回秋期講演会]
[日本セラミックス協会東海支部]
去る平成19年11月2日(金)、株式会社ノリタケカンパニーリミテドにおきまして、第35回東海若手セラミスト懇話会2007秋期講演会を開催致しました。(共催:日本セラミックス協会基礎科学部会、日本化学会)
大阪大学産業科学研究所 セラミック構造研究分野 助教 楠瀬 尚史氏とマルイ クレイ アンド セラミックス株式会社 代表取締役専務 伊藤眞一郎氏から、それぞれ「構造用セラミックス複合材料の開発 −多機能な材料を目指して−」、「国産陶磁器製造の現状」と題してご講演いただきました。楠瀬氏からは、Si3N4/BNナノコンポジット材料の研究成果をはじめ、セラミックスの問題克服に対するナノコンポジットがもつ可能性の大きさを語っていただきました(写真1)。また、伊藤氏は陶磁器製造の基礎から、国内外の陶磁器産業が抱える諸問題までメーカーの立場から示唆に富んだ講演をいただきました(写真2)。
講演後には、「ノリタケの森」にてクラフトセンターと森村記念館の見学、および意見交換交流会を開催しました。大学、企業、研究機関などから93名の参加があり、その内、学生が52名参加し、若手セラミストのにぎやかな議論、交流がなされました。本会が盛況のうちに終わったのも、講師をはじめ、参加者の方々のご協力の賜物と衷心より感謝申し上げます。
講演1 | 楠本敬貴 | (名古屋大学) |
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講演2 | 松本千誉 | (名古屋大学) |
文責:潟mリタケカンパニーリミテド 加藤 真示
写真1 |
写真2 |
2007年12月18日