はじめに

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計測制御システムの概要

ハードウェアの構成

KEK-PF BL4B2検出器多連装型軌道放射光粉末回折計(MDS: Multiple Detector System)の計測制御システムは, 主に以下の4つのユニットから構成されています.

  1. 主制御ユニット Rigaku, MDS system
  2. 計数ユニット Canberra, Dual Counter Timer 2071A
  3. 角度検出器 Heidenhain, RON-806
ハードウェア
  1. ユーザインターフェス
    Windows パソコン Dell, Dimension 2400

ハードウェア

測定制御プログラム

“MDS controller”は Windows PC により KEK-PF BL4B2 検出器多連装型粉末回折計を制御するための ユーザインターフェスプログラムです. 基本的には測定データと制御コードを一体化したファイルで管理し, 必要な場合にデータを別ファイルに書き出して使います.

制御コードは Wavemetrics 社から販売されているデータ解析ソフト “Igor Pro”のマクロ言語で記述されています. USB の空き端子が一つあれば任意の Windows PC で実行することができます. ただし,Igor Pro ver.4 以降,Igor XOP Toolkit ver.4 以降がインストールされている必要があります.

グラフィカルユーザインターフェス(GUI)が整備されており, ほとんどの操作はマウスで実行できます. コマンドラインから直接制御コマンドを入力することも可能です.

旧システムの通信プロトコルと制御コマンド体系を独自に解析した結果を使っているので, ソースコードは非公開としますが, 共同利用ユーザが目的に応じてマクロを書き換えることができます.


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2008年1月4日